キャッシュレジスター博物館
中内学園の創設者中内 㓛が「私にとってキャッシュ・レジスターの響きは、この世の最高の音楽である。」 との信念のもと長年に渡り蒐集したレジスター77台を展示しています。レジスターが発明された19世紀末から20世紀初頭の米国製を中心に、古いものでは、ルネッサンス調などの装飾性の高いものも展示されています。
レジスター図鑑REGISTER PICTURE BOOK
1887
明細加算方式のレジスター
NRC製モデル3
合計機が付く(金種別に合計)。取引ごとに引き出しが開き、ベルの音が鳴る。ボタンはタイプライター方式。打鍵は木製でドロアーの深さが浅いタイプ(10cm)の初期モデル。
1892
NCRが初めて作ったクランクタイプのレジスター
NRC製モデル79
錆び付いた銅製の平らな巻き取り部と飾り棚(キャビネット)がある。この機械はNCRが初めて作ったクランクタイプで400、500クラスのモデル機になった。左側に明細とレシートが印字できるプリンターが付いていて、$9.99になると音が鳴る。最初はシカゴで売られ、テキサス州のダラスの小さなカフェで使われていたところを発見された。
年代不詳
世界で4台しかない希少レジスター
ダイヤル式レジスター
ウィスコンシン州ミルウォーキーで作られたレジスター。中内コレクションの中でも外観デザインが特徴的で、円筒形の金額表示器にはイルカがデザインされている。この機械は大変よくできているが、技術化され過ぎており、競争力という点で劣っていた。オリジナルメイドの数は少なく、現存するものは4台しか確認されていない。
1908
真鍮全盛期の時代の最も高価なレジスター
NCR製モデル542-E-3
真鍮全盛期の時代に、最も大きく、最も精巧につくられ、最も高価なレジスター。当初、ルイス・ソーラーが所有するシカゴデパートで使用され、この機械の最初の価格は$950。電気式で外側の照明や上部の飾りサインを動かしていた。その目的はお客様の目をレジスターに向けさせ、店が豪華な装置を所有していることを知らせることであった。
1952
ダイエー創業時に初導入されたレジスター
スエダ 76号機
1952年にスウェーデンで誕生し、日本には1954年から輸入された。ダイエー千林駅前店(1957年9月23日オープン)にNCR6000号式に続いて1958年に導入された。特徴としては、伝票印刷(高級領収書の発行)ができること、OCRジャーナル・フォントが可能であること、8個のキャッシャー別ドロアーが取り付け可能であることなどが挙げられる。
年代不詳
電子レジスター製造100万台記念のレジスター
電子レジスター製造100万台記念として、東京電気より寄贈されたもの。機械式に比べ電子式のレジスターはタッチも軽く、操作も簡単である。レジスターを打つチェッカーの腕の負担を軽減するため、電子レジスターは開発された。
施設紹介FACILITY INTRODUCTION
ご利用についてABOUT USE
開館時間:10:00〜15:00(月〜金)【要予約】
休館日: 土・日・祝
入館料: 無料
◇特別開館日
9月29日(日):オープンキャンパス
11月9日(土)、10日(日):学園祭
※流通科学大学オープンキャンパス・学園祭実施日につき、特別開館いたします。
◇休館日
12月28日(土)~1月5日(日):事務局一斉休業
※見学をご希望の方は、事前にお電話もしくは下記リンクより、ご予約が必要となります。
①ご連絡先、②ご希望日・時間、③人数、④見学希望施設等をお知らせください。
なお、休館日にご予約フォームからお申込みいただいた場合、事務局からの返信は、翌開館日になりますので、ご注意ください。
中内㓛記念館 事務室:078-796-4001
※中内㓛記念館にて、ダイエー資料館、キャッシュレジスター博物館の受付業務等も行っております。
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